Color in the Voynich Manuscript (ヴォイニック写本の色)
(The following description is by Dr. Carter, quoted from D'Imperio (p.12)).
色は色インクや、水彩色、クレヨンの類、不透明な塗料のようなポスターペイントで描かれている。たくさんの色がある。インクは濃い褐色、英国のなめし革製品の様な琥珀色のインク、青インクや水彩えのぐは明るいが光沢は持っていない、不透明なアクアマリン色、洋紅色(carmine)というよりむしろ緋色(scarlet)や朱色(vermillion)に近い濃い赤、濁った黄色(ひまわりの絵の黄色と褐色はゴッホ(Van Gogh)のひまわりが少し色褪せただけであり、緑は光沢を持たない。)、一週間前の血痕の様な赤、濁った緑、不透明な緑、クレヨンの緑、その他の緑は様々の色相、明度、質感を持つ。赤は色、質感において、ちょうど頬紅のよう。濃い赤は爪で擦るとできる色の点を作っていて、赤インクは今日ある普通のインクと似ていて、青は小さな断片の中で輝いている。(さしえの中にはない。)
いくらかの色は刷毛で流されている。いくらか(の色)は小さな水溜りが残っているように顔料で縁づけられた輪郭が残っている。いくらかの(色は)滲んでいる。(布で擦られたのか?)いくらかの(色は)短く太い羽根ペンで皮紙を擦り、こもった感じになっていて、仕上げに木の針が繰り返し使われている。