1980年代に小学生を過ごした男であれば、当時のミニ四駆ブームを覚えているでしょうか。買った時についているホイールやモーターベアリング等は一番低グレードのものが付いていて、お小遣いを貯めてグレードアップすると速い自分だけのマシンになります。
この豪華版であり、カスタマイズ可能で、自分で乗ることができるミニ四駆がロードバイクであると言ってよいでしょう。
基本的にはこの7点セットを言います。
クランクセット
ボトムブラケット
変速レバー&ブレーキレバー(STI)
ブレーキ
前後変速機
スプロケット
これを表すように、シマノではロードバイクのパーツのレベル(コンポーネントと呼ばれている)に5段階のレベルを用意しています。
DuraAce 10段 16万円台前半
Ultegra 10段 9万円台後半
105 10段 7万円台前半
Tiagra 10段 4万円台前半
SORA 8段 3万円台前半
残念ながらパーツごとの互換性はミニ四駆ほどありませんが、Tiagra以上のパーツではほぼ互換性があります。(例えば基本は105で組んでブレーキだけデュラを使用するということも可能。)
シマノにはライバルのカンパニョーロ社は6段階のグレードを設定しています。
レコード 34万円台後半
コーラス 24万円台後半
ケンタウル 18万円台前半
ヴェローチェ 11万円台前半
ミラージュ 7万円台後半
ゼノン 5万円台後半
新興のSRAM社も
RED
FORCE
RIVAL
APEX
を用意しています。
たとえば105で完成車を買い、その後少しずつパーツをグレードアップしていったり、思わぬ副収入が入ったときは、シマノからカンパニョーロに変えることで、自己満足を満たすことができます。
(たか)