Et In Rennes Ego
−そして我はレンヌにあり

第一章 レンヌ・ル・シャトーへの道

1.1 東京→フランス
 
2002/5/14日出発

東京(成田空港)21:55出発
 ↓
パリ(シャルル・ド・ゴール空港)04:15到着

※時刻はすべて現地時刻です。

フランスの入国審査はパスポートを見せるだけです。
荷物は最終の到着地トゥールーズまで送られます。

東京・パリ往復+パリ・トゥールズ往復飛行運賃
HISで124,000円でした。

1.2 パリ→トゥールーズ 

トゥールーズ市内

パリ(シャルル・ド・ゴール空港)07:25出発
 ↓
トゥールーズ(ブラニャック空港)08:50到着

ここから市内までタクシーです。


1.3 トゥールーズ→カルカソンヌ
 
トゥールズ・マタビオ駅到着 10:00頃

空港から駅までは渋滞もありましたが30分くらいです。
料金は30ユーロ(チップ込み)でした。
フランスはタクシーや特に電車の運賃が安いです。


 

切符の買い方が分からないので、窓口で購入。※フランス語です。
トゥールーズ10:51発→カルカソンヌ11:39到着(マルセイユ行き)です。
(時刻が書いてありますが、どれに乗っても構いません。)
1等と2等のどちらが良いかを聞かれました。指定席もあるようです。
11.7ユーロ

 
マタビオ駅構内

入るとき、出るときに改札はありませんが、切符を機械に通しましょう。

昼間から犬をつれて暇そうなひとがたくさんいます。
訳の分からないことを話しかけてきますが、言葉が通じない振りをして無視しておきましょう。


  
トゥールーズ郊外

すぐにのどかな田園地帯が広がります。
これから行くところはもっと田舎ですが。
後ろにはピレネー山脈が控えています。


 
カルカソンヌ周辺

1.4 カルカソンヌ→レンヌ・ル・シャトー
 
カルカソンヌ駅到着 11:40頃

ここからが本当の試練の始まりでした。


 

カルカソンヌ駅前の地図
今回旅するのは主にオード(Aude)県です。

 
  
「カルカソンヌを見ずに死ぬな」と言われているように、おとぎ話に出てくるような美しいお城があります。シテへは帰りにタクシーから見ただけです。(荷物重たかったしぃ、雨降っていたしぃ。)今度いったらお城の中に泊まってもいいかも。

 
カルカソンヌからクイザまでの切符を購入。英語は通じませんので、
とにかく窓口で「クイザまで一枚」とフランス語で言い続けましょう。
この時間帯はカルカソンヌからリムー終点の電車しかありません。
そこからはバスに乗り換えてレンヌ・ル・シャトーの麓の村クイザまで行きます。
バスの終点はキヨン(Quillan)です。
4.7ユーロ

※後で考えると、クイザまでは電車で行けなくて、リムーで乗り換え、そのあと
バスで行けとフランス語で言われたのだと気づきました。


  
カルカソンヌ駅構内

時間があれば、シテを見に行ってもいいのですが、
とりあえずはさっさとレンヌへ向かいました。


 
リムー(Limoux)へ出発 12:54

やたらと近代的な電車ですが、2両編成。
停まっていてもドアは自動では開きません。ボタンを押して、ドアを開けてから乗り込みましょう。


 
電車はどんどん田舎へと進んでゆきます。

  
リムーに到着 13:20

ここからはバスに乗り換えです。
終点はQuillanです。
バスのことをAutocarと言います。


 
クイザ到着 13:50

駅の正式名称はCouiza Montalzelsです。
クイザという街とモンタルザルという街の間にあります。
バスも勝手に停まってはくれませんので、声を上げましょう。
そういう私も危うく降りそこねるところでした。


 
時刻表
やはり電車は一日一本。あとはバスが4本です。

 
クイザからはレンヌへタクシーで行こうと、駅前のガソリンスタンドのおばちゃんにフランス語でタクシーを呼んでもらうように頼んでみた。電話をかけても誰も出なかったので、徒歩でレンヌへ行くことを決意。
※クイザやレンヌで一度もタクシーなんか見なかったので、初めから無いものと。

駅からは左折でクイザ。
直進はエスペラーザです。


 
L'Aude

オード川を渡ります。


 
 
年間20,000人もの人々が車や、自転車や、徒歩、馬、バスに乗ってレンヌ・ル・シャトーを訪れます。彼らは来るときも去るときも、麓の町クイザから続く狭い曲がりくねった道を使います。初めの数キロは北斜面を横切る形で、それから旅の最後は西へ進みます。この丘を登る旅人たちは周囲の景色を見渡し魅了され、そこにはたくさんの不穏な歴史が刻まれた場所です。北にはクストーサの小さな丘が見え、12世紀の城の遺跡が見えます。その近くのカッサンには同様に印象的な16世紀のお城と、12世紀の教会が見えます。道路の真東には中世のブランシュフォール城があります。曲がりくねった最後の数キロを登ると、レンヌ・ル・シャトー村が見えてきます。
   -Rex Deus

 
 
 
レンヌの入り口

son site ses mysteresの看板が印象的

川を渡って左折し、500メートルほど直進。
レンヌ・ル・シャトーへの入り口に到着。
3kmと聞いていましたが、看板には4.5kmと表示。

20kg近い荷物と25℃以上の中、歩いて登るにはきつすぎる山道でした。

※絶対に迎えに来てもらうか、ヒッチハイクして車で行きましょう。

ちなみにこの道もソニエールの莫大な私財によって造られました。


  
麓の町クイザ

小さな町ですが、一応カフェ、スーパー、パン屋、
病院、電器屋、カメラ屋、映画館、学校くらいはあります。
南フランスは、シエスタ(お昼寝)というとっても
いい習慣がありまして、お店は12時から15時まで閉まります。


 
この山の頂上です。
結局は1時間30分以上かかりました。
気分的には10km位ありました。

何度荷物を投げ捨てて行こうかと思ったことか。
カタリ派巡礼者の如し。


  
左手、眼下にはクイザの街が広がります。

 
まだまだ登ります。
前方はキリストの墓があるといわれるカルドゥ山です。

 
ブランシュフォール城

このような遺跡が至る所にあります。
ローマ時代から重要な拠点でした。


  
登り始めて一時間。
ようやく丘の上にレンヌの街が見えてきました。

 
15:15頃

ようやくなにやら看板が見えてきました。

右へいくとレンヌ。
左が滞在するホテルLes Labadousです。

このころは水も飲みきり、疲れ果てもう駄目かと思いました。


 
この地点からレンヌを見上げました。
まだ結構あります。
荷物を持っていなくても、30分位。


 第二章