好奇心は哲学の始まりである、とはよく言われる。しかし、好奇心ないし知的欲求にはより深い感情的な根源がある。それは死の恐怖である。いかにそれを否定しようと、それが真実ではないようなふりをしようと、我々の存在が時間的にも空間的にも限られたものであることは厳然たる事実である。我々は知っている。--あらゆるものと同様に、自分の生命も終わる運命にあること、そしてまた、現在「自分」とか「自分のもの」と呼んでいる一切を残して去らねばならないことを。自分の心身がエントロピーの法則の前にしだいに屈していくのを知るにつれて、人は死すべき自らの運命のはかなさをいっそう自覚するようになる。そして、逃れ得ない肉体の崩壊の後、いったい何が自分を待ち受けているのかについて、ますます関心を深めていくのである。
また、自分の生が脅威にさらされるような危機的状況にあるときや、あるいはコリン・ウィルソンが「アウトサイダー症候群」と名づけたような、社会的ないし観念的に自分が正当な場所から排除されていると感じるときにも、我々は哲学や形而上学、神学などに目を向ける。私が言いたいのは、いずれの場合においても人が哲学的探求へと駆り立てられるのは、自分が絶対でも無限でも全能でも全知でも完璧でもないという事実、すなわち「神」とか「究極の実体」と呼ばれる最高の存在者に与えられるような属性が自分にはないという事実に直面するからだ、ということである。
-死を越えて生きるもの, pp.231-232
要するに、コリン・ウィルソンの言葉を借りれば、「人間の知識欲はほかのどんな欲求より、たとえば性欲よりも遙かに強い」ということです。
プロの研究者の方は研究費をもらっているのだから、かまわないんだけどね、趣味で研究するって、結構お金もかかるし、なによりも資料を手に入れるのが一番大変ですよね。ってことで、僕が研究している中で利用させてもらった方法を紹介させてもらうことにしました。そしてみなさんの知恵もお借りしたいと思います。
結局さ、金があれば情報は手に入るんだよね。貧乏人は手間暇かけて、安くあげなくちゃならないなんて、不公平だと思わない?貧乏する事それ自体は恥ずかしいことではないけれど、かなり面倒なことではありますよね。だからそんな面倒を、協力して解消していくのがこのページの目的です。
無…無料
有…有料
☆…おすすめ
★…最悪
和
☆日・無 Webcat(全国大学図書館蔵書検索)
加盟しているほとんどの大学の蔵書が検索できる。
学生、教職員なら論文の複写や、書籍も相互貸借制度を使って、自分の大学で受け取れるけど、
一般の人は、各大学等まで自分で出向かないと、読むことはできません。
本一冊読むのに、北海道や九州へ行く人がいるか!なおかつ国公立図書館以外、
特にほとんどの私立の大学図書館は紹介状がないと入館すらできません。
一般の人は紹介状、どこで書いてもらえるの?
日・無 国会図書館
和書を探していて、東京近辺に住んでいれば、ここにいけばいいでしょう。
ただ周りにお巡りさんはいっぱいいるし、がんばっても一日3,4冊だね。
日・(一部)無 紀伊国屋書店
和書150万、洋書200万件のデータベース。注文するにはお金払って会員にならなくては。ばからしい。
検索だけ使わせてもらって、大学生協で注文すればいいんだ。書籍一割引!
洋書注文するときは、英語読むのさえ面倒でなければAmazon.comの方が安いと思うよ。
日・有 丸善バックインプリント・サービス
絶版になっていれば、それをトロント大学の蔵書から複製してくれるんだって。うわ、高そう。
金があれば便利だね。
日・無 日本の古本屋
今の段階では、データベースがまだまだですね。
★日・有 科学技術振興事業団
国の税金でやっているくせに、この料金はないだろ?と一度文句を言ったら、追い返されました。(実話)
大学の学生・教職員なら、所蔵していない論文も、大学図書館で複写代と、送料で取り寄せることができます。
それができなければ、こんなばからしいサービスを使わなければなりません。所蔵してれば一論文650円、
なければそれにプラス1,700円なんて馬鹿らしくて払ってられないよな。
暇だからって、こんな翻訳ソフトも作ってるよ。
★日・有 asahi.com
perfect
金を取るのってあまり好きじゃないなぁ。それは便利だろうけど。
豊かな人はますます豊富な情報を。貧しい人は面倒を。ということらしいです。
今は大学の図書館から使っています。
日・無(制限あり) 学術情報センター情報検索サービス(HPはこちら)
利用資格(大学院生以上)あり。全然使えないじゃん。開放してくれよ。
日・無 東大がやってるインターネット学術情報インデックス
最近見つけたから、なにやってるか分からない。
☆英・無 Amazon.com
洋書データベースはもちろん紀伊国屋より上。
為替リスクを減らしたい人はね、シティ・バンクにドルで外貨預金して、
その口座でカード作ればいいんだよ。
☆英・無 Britannica.com(ブリタニカ辞書)
ここ最高。もう高い辞書買うなんてばからしい。
世界最高の辞書が無料で読めるなんて、すばらしい時代になりましたね。
英・無 The Catholic Encyclopedia(宗教辞典)
無料で使えるものは、有効に使いましょう。
外国の歴史とか勉強しようと思うと、絶対キリスト教の知識って必要ですよね。
結構お世話になっています。
☆英・無 世界の古本屋さん組合
日本のへっぽことは大違い。
かなりレアな、絶版本もきっと見つかります。値段さえ気にしなければ。
外国は再販がなくて、すぐに絶版になるから、古本屋さんが発達したのかな?
詳しくはここ読んでよ。
英・無 Altavistaの翻訳って知ってる?
英語しか読めない僕みたいな人には便利です。
しかもヨーロッパ言語間はすでにかなりの精度ですね。
英・有 LEXIS-NEXIS
世界最大のデータベースと書いてありました。Lexisの方は法律だからどうでもよくて、
Nexisの方は世界中の2300種類の新聞・雑誌が読めちゃうんですよね。
僕は大学の図書館から使わせてもらっているんですが、アカデミックの利用しか無理ですね。
ソフトはダウンロードできるんだけど、アカウント取るのに、
図書館の職員の方に聞いたら、一年契約で100万円以上もするんだって。
個人じゃ無理だよね。
★ 英・有 最後の手段。アメリカの情報公開法(FOIA)を使おう。国籍は関係なく使えるよ。
UFO研究家がよく使うから有名だよね。危険だからリンクは張りません。
webで申し込めるけど、やたらと請求しちゃだめよ。僕は一度NSAの文書5通を請求したことがあります。
きちんと調査費用、複写費用とか見積もってくれるんですがね、なんと
論文5通で6万円取られた経験があります。出てくるまで一年以上待つこともざら。
そうするとこんなのが出てくるんだよね。お勧め!
検索だけできても、借りることできなかったら意味ないじゃん。
British
Library. OPAC…大英博物館蔵書検索(金払えば、マイクロフィルムに複写してくれると思う。やったことないけど。)
UnCover database…英語雑誌タイトル検索(使えない。)
アメリカ議会図書館蔵書検索
アメリカ大学・公共図書館蔵書検索